離婚不動産売却の必要要因とは・・
ウェルワークス | 2008/12/01 | ニュース・ブログ, 離婚不動産の売却
こんにちは、松野です。
中古市場動いてますね。
先月から当社でも、中古戸建が幾つか売却完了し、
また、紹介の方などでも、中古物件の購入に携わる事ができました。
現在、売却査定なども4件程きておりまして、
査定調査にばたばたしております。
われわれの仕事は、高く売りたい売主と
少しでも安く買いたい買主との間で、
調整をし、成約までもっていく事が仕事です。
2年ほど前の一部の土地のみせかけの盛り上がりが、
20年度の路線価の上昇につながり、
市場取引の相場の乖離が、1割~1.8割程度でています。
売主にとって、高く売りたくても売れない。
時期を数ヶ月ずらしてという事も考えられますが、
これから先、高く売れる見込みはあるのだろうか?
株価と同じで、買い時は簡単ですが、
売り時は非常に難しいです。
私は、価格の査定の際には、
弊社独自のデータをとっており、
それを目安にしております。
『先日、近くで○○○○万円で売れていますので・・
○○○○万円ぐらいで売れるでしょう・・・・』
などといった説明は、
しない事にしています。
なぜか???
それは、近所の方が、近くだということで、
たまたま買ったかもしれないからです。
たまたまの要因の可能性があります。
娘の為に・・・だとか、
隣だったから・・・・だとか、
息子夫婦の為に・・・だとか
不動産市場の相場の動きとは
全く関係のない事での要因で 購入された場合、
もし、この近所の方が買わなかった場合、
本当にいくらで売れたの????
と、いう裏づけが非常に大事な事です。
私の知人のクリニックの先生も、
たまたま、向かいの土地が出ていたので、
相場より少し高い金額で、 駐車場用として購入されましたし、
(もちろん、購入後聞きましたので、高いですね。。とは言えませんが・・)
別の知人も、建設資材置き場に 隣の土地を、
売主のほぼ言い値で買っていましたし、
特に、今の家(会社)から近いからという要因は、
買う側にしてみれば、遠くの人よりも 必要要因が圧倒的に高いです。
よって、相場を見極めて、
土地を探している方からすれば、
多少高いぐらいは、眼を瞑るという訳です。
預かった物件が、このたまたまの要因で、
売れる事も、ありますが、
いつも、たまたまが起こりえる訳ではありません。
たまたまがいつもだと、
たまたまとは言わないように、
たまたまは、偶然の偶然です。
今、売れ残っている物件を見ても歴然ですが、
このたまたまの現象が、たまたまでなかった場合、
ほとんどの物件が売れているという事になりますね。
査定価格を高く説明し、
何とか専任媒介で預かる事に傾倒し、
一旦預かってしまえば、まな板の鯉。
じょじょに価格を下げさせて、
気づいた頃には、希望価格より安かった!!
一体、当初の査定価格は何だったのか?
根拠は何だったのか?
そんな、従来の手法を用いる会社も、
今は、買い手がつかない・・・・
などと、よく声を聞きますが、
当然といえば当然の結果です。
【近況など】
天童荒太の『悼む人』という本を買いました。
まだ、読んでいませんが・・・
7年間掛けて書き上げた傑作だそうです。
7年間、どうやって生活していたのか?
そんな事が気になり、 また少し重いタイトルなので、
日の明るい午前中にでも読もうと思っています。
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