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離婚前の不動産の名義変更について

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こんにちは松野です。

夫の持分を、妻に変更してしまった話です。

 

離婚に伴う不動産の売却に携わっておりますと、
いろんなケースに出くわします。

通常は、住宅ローンが残っている場合、
その主債務者の持分の全部を、
妻に移転する事は、銀行の同意が必要となっています。

ただし、銀行が同意する事はありえません。

持分あっての、担保設定ですので、
その持分だけ、妻に移転するなど、
銀行が同意するはずもありません。

 

では本当に、銀行の同意を得ずに、
妻に移転する事が出来ないのか?

 

同業種の先輩や、大手の不動産会社の友人にも訪ねてみましたが、
答えは皆、
出来ない・・・
やった事がない・・・

でした。

 

諸事情あって、この持分移転は、
妻にとって最大の防御になると判断していましたので、
何とか方法を見つけるしかない・・

しかし、よくよく考えてみると、
登記の問題と、持分の問題と、銀行の問題は別だし

登記するのは司法書士で、
夫の同意さえあれば、登記上の問題はないはず。。

これが、答えでした。

 

弁護士主導で、住宅ローンは夫のままで、
夫の持分を妻に全部移転してしまいました。

 

この結果、謄本上に違和感があるのは、
致し方ない事です。

 

その後、売却する際、
銀行に売却している事と、
事情があって持分を移転した事、
残債は売却費用で賄える事を伝え、
売却が完了しました。

銀行の担当の方も最初びっくりしていましたが、
銀行にとっては、残債を全て返済できるスキームを
説明出来さえすれば問題ない訳ですから。

もちろん売却前提での持分移転の場合です。

これが、単に持分の移転だけをして
居住し続けている事がわかった場合、
間違いなく一括返済を迫られる事になるでしょう。


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