新築マンション引渡し前(入居前)に離婚する場合
ウェルワークス | 2012/10/03 | ニュース・ブログ, 住宅ローン・金利, 離婚不動産の売却
こんにちは松野です。
最近新築マンションの販売が堅調で、
第1次取得の方から2次取得の方まで幅広く購入されているようです。
新築マンションの場合、
購入時は未完成の状態で購入する場合が多く、
引渡しまでに6か月から1年6か月ぐらいかかりますね。
この最短で6か月から、最長で1年6か月の間に
離婚することを決めた場合、
または離婚した場合、
どのような方法を選ぶべきかについて書いてみたいと思います。
離婚することを決めた場合
①引渡しまでにマンションを解約する
②マンションの引き渡し後、売却する
この2通りの方法があります。
①の場合の引き渡しまでに解約する場合は、
違約金を支払って解約することになります。
違約金の額は、物件価格の20%相当額です。(10%の場合もあります。)
よって、物件価格の20%の違約金を支払って解約する事になります。
例えば3,200万円のマンションであれば、
違約金は640万円(手付金含む)です。
この金銭を支払ってマンション購入を辞める事ができます。
②の引き渡し後に売却する場合、
そのまま引き渡しまで終わらせて、
入居する事なく、売却してしまうという事です。
この場合の売却は、新築マンション(新築未入居)として、
売却する事になりますので、
新築購入時より少しだけ価格が下がる事はありますが、
(※人気のマンションであれば、購入時と同等で売れる可能性もあります)
①の違約金ほどのロスが出る事はありません。
ただ、売却時の売却手数料はかかります。
①と同じく3,200万円であれば、
売却の手数料は約101万円です。
①がいいか②がいいのか?
金額のロスだけを考えれば、選ぶべきは②ですね。
そして、売却完了後に離婚する。
この離婚のタイミングですが、
共同名義か単有名義かによりますが、
共同名義の場合は、売却完了後に離婚する方がいいですね。
単有名義の場合は、
マンションの引渡し前に離婚しても、
引き渡し後でも、どちらでもよいです。
住宅ローンを組む場合は、
引渡し前に離婚してしまうと、
名義が変わってしまって、
住宅ローンが実行されません。
(※審査時と実行時の名義が違うため)
再度、住宅ローンの審査からやり直す必要がありますが、
この場合、審査が通らない可能性が高いです。
理由は、離婚してしまった夫婦が、
同居することなどありえないからですね。
なので、住宅ローンを利用する場合は、
必ず、売却完了後に離婚の手続きをして下さい。
よって、新築マンション購入後、引渡し前に離婚する場合は、
一度取得してしまった後に、売却し、離婚する。
この流れを選んで下さい。
間違えると、違約金を支払う事になります。
くれぐれもご注意ください。
ただし、6か月とか、1年6か月とか・・
この長い期間にどうしても、顔も見たくないほど・・
離婚したくなった場合は、
違約金を支払って購入を辞めても良いと思います。
あくまでも、引渡しとその後の売却まで
待つ事が出来る場合に限っては、
待った方がよいですね。
もっと詳しく知りたい方は、
お気軽にご連絡下さい。
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