高額査定の落とし穴
ウェルワークス | 2008/12/12 | ニュース・ブログ, 離婚不動産の売却
こんにちは、松野です。
先日、景気の良い情報しか、
見ない、聞かない、話さない・・
の、『3無い宣言』を行ってからというもの、
周りの知人から、景気伺い兼ねての電話が減って、
ちょっと寂しい感はありますが、
業務ははかどっています。
私の所には、不動産の売却相談で、 4.5件に1件の頻度で、
「今販売中の物件が売れない・・・・」 との相談を頂いています。
昨年より、その頻度は確実にあがっています。
弊社では、現在売却中の価格適正診断を行っていますので、
第3者の目で、購入者の立場で、客観的に、
率直な査定の診断を行っています。
明らかに高いもの、
そこそこ高いもの・・
ありますが、
それでも、当初の販売価格より数百万円落とした価格だと言うことで、
売却査定依頼当初からの経緯を詳細に確認させて頂いておりますが、
依頼された方、ほとんどが『一番査定が高かったから・・・』という理由で、
その高く査定をした会社に依頼している事がわかりました。
「良く言う人ほど疑え」
「悪く言う人ほど従え」
当然、査定の際は、高く査定したほうが、
お客様に喜ばれますし、 物件を預かれる可能性も高くなります。
逆に、低い(相場)査定金額を提示すると、
「売る気がなさそう・・・」だとか
「頑張って売ってくれなそう・・・」だとか
非難されますし、 物件を預かれる可能性だって低くなります。
しかし、あえてその査定金額を提示する本意は????
誰しも、わざわざ嫌がられる事を言いたくありませんし、
わざわざ物件を預かれる可能性を低くしてまで、
お客様の希望売却金額より下回った数字を出したくありません。
しかし、現実は現実です。
本当に売れる金額を、出す。
そこに、私は眼に見えない信頼というものを
築き上げる事が出来ると信じています。
上げ相場の場合であれば、 半年も待てば、
多少高くても売れる可能性はあります。
下げ相場の場合であれば、 半年も待てば、
さらに価格が下がるだろうと、客は待ちます。
今の市場情勢で、 一度、高い金額で出せば、
『売れない物件の仲間入り』をし、
半年後は 『さらに売れない物件の仲間入り』を
することは避けられないでしょう。
こういう状態での、 売れない期間というものは、
売主にとっても、 預かっている会社にとっても、
時間の浪費という他ありません。
売れ残って直接困るのは売主です。
預かった会社は、広告費以外は損しません。
営業マンは売りやすい相場の物件に、
大半の時間を費やし、一生懸命販売活動を行います。
また逆に、売りにくい相場より高い物件は
時間があまった暇な時に紹介するぐらいのものです。
どちらが、早く良い条件で成約できるかは、
一目瞭然だと思うのですが・・・
とにかく、他社より少しでも高く査定して、
物件を預かることに傾倒し、
それを戦略ととらえて、
じょじょに価格を下げていく手法があります。
売主は、一旦物件を預ける(媒介)と、
売れないからといって、 なかなか媒介の会社を変えにくいものです。
その心理に漬け込んで、
一旦、預かってしまえば・・・・・・
長期間売れない方、
お気軽にお知らせ頂ければ、
価格適正診断行います。
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