売れないのは高いだけです。
ウェルワークス | 2008/02/22 | ニュース・ブログ
こんにちは、松野です。
2月も残すところ1週間になりました。
年初より2008年は経済の転換期になるとお話してきましたが、
経済の根幹を示す株価もまだまだ不安定で、
不動産会社の株価も依然上がる基調にはありません。
不動産売買においても、一向に動きが貧弱なまま もうすぐ、
3月の決算期を迎える企業も多くあります。
皆口をそろえて、
『動きがない・・・』
『売れない・・・』
『客がいない・・・』
などの声を聞きますが、 原因は販売価格が高いだけです。
今まで、一番大事な購入層の方々をないがしろにし、
利鞘を多く取る事だけに終始していただけだと私は思っています。
所詮不動産は購入する一般の個人の方が 購入したいと思わない限り、
市場が冷え込むのは目に見えていて、
購入層もそんな市場の動きをよく見ています。
不動産の業者間で幾ら転売を繰り返して、
利益を確定して、価格をつり上げても、
最終的に購入する個人の方が購入しないと、
市場は貧弱になる一方です。
私の近所でも、物件が『売れない売れない・・』
と 言われておりますが、実際には売れています。
売れないのは高いからで、価格を下げれば売れます。
価格を下げれば売れるということは、
その価格が一般の市場相場という事になり、
その価格であれば、購入層が動き出す価格帯という事で、
購入検討(家を探している)の人はたくさん存在しています。
逆に言えば売主業者の希望の売値と購入層の購入希望価格が
乖離しすぎているだけの話であって、
購入の顧客がいない訳ではありません。
所詮人は、今までは黙って売れていたものが売れなくなると、
『客がいない・・・』などといった、
人(購入層)のせいにしたりします。
今までどれだけいい思いをしてきたかを、
この機に考えてみるのも良い時期だと思います。
私も同じ業者の一人として、
そんな風に考えています。
高く売れることは経済通念上非常に良いことで、
経済的に潤っているという指標の1つにはなりますが、
一時的な利確はバブル経済でも学んだように
いつまでも続く事はないと言う事だと思います。
そんな原理原則を考えていると、
今後の不動産市場は一般個人から一般個人の
個人間の売買(仲介)がメインになり、
そこに業者が介在して、利鞘を確保する事、
または、新築建売住宅での利鞘を確保する事が
困難になるのではかないか?!
と考えてしまいます。
中古戸建て(個人→個人)や、
売地(個人→個人)のみの 市場に限りなく近づいていく・・・・
という結論に至りました。
私的には一向に構いませんが
決して、大げさなことではないと思っています。
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