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転勤による離婚・一軒家の売却

【事例2  武蔵野市のKさん(男性)ご相談】
(※個人情報の関係上、詳細はふせてあります。また相談者には事例掲載の承諾を得ています。)

◎憧れの武蔵野市に戸建て購入

大学時代から渋谷区の賃貸マンションに一人暮らしをしていたKさんは、

以前より犬を飼いたかったが、仕事も忙しいし、

今のマンションでは飼えないしと思っていたそうです。

 

将来、結婚したら庭付きの一戸建てに奥さんと愛犬と一緒に暮らすことを漠然と考えていたが、

4年前に共通の友人を通して、

現在の奥様と知り合い、その一年後結婚する。

 

結婚が現実になったKさんは、賃貸でもと思っていたらしいのですが、

程度の良い貸家が見つからず、

思い切って中古の一戸建てを購入する事にした。

場所は憧れの武蔵野市。

 

数年前に一度訪れた井の頭公園が気に入り、

またその周辺の店やレストラン、

街の雰囲気がとても気に入ったKさんは、

たびたび井の頭公園に訪れていたそうです。

 

もともと地方出身で、

都会があまり好きではなかったそうですが、

これといって引っ越す理由も無かった為、

20年間近く住んでいた賃貸マンションを解約し、

一戸建てを購入したKさんは、奥様と愛犬との性格が、

とても幸せに感じていたそうです。

 

◎転勤(単身赴任)、そして離婚

しかし、家を購入して数ヵ月後、人生の転機を迎える。

Kさんの転勤が決まったのである。

場所は四国。

Kさんは奥様に一緒についてきて欲しかったが、

奥様も現在勤めている会社で管理職という職務柄、

そう簡単には辞められないとの理由で、

結果的にKさんは単身赴任する事になる。

 

その事がきっかけでけんかが多くなり、

結局離婚する事になる。

結婚当初Kさんは共有名義で家を購入する事で、

夫婦の絆を深めたいと思っていたが、その思いも果たせず、

四国から売却の相談メールを頂く。

 

◎相談から売却への流れとポイント

ご主人からの相談内容は・・
① Kさんが奥様と直接話をしたくないので、私に売却の話と承諾を得て欲しい。
② 奥様の売却承諾後は、全ての手続きはKさんが行いたい為、逐一連絡と、書類は郵送。
③ Kさん主導で、進めてもらいたい。

まず、奥様へ連絡をする。

いきなりで、びっくりした様子でしたが、

とりあえず数日後のアポイントをもらえる。
後日、Kさんからの相談内容を伝えるが、

奥様もどういう内容かは薄々感じていたようで、

自分でも他の不動産会社に事前相談をし、

査定までしてもらっていた。
そういうことならばと、

スムーズに奥様から売却の承諾を得る事が出来たが、

条件として、売却費用は全てKさんの負担で。

 

Kさん夫婦は購入時、諸経費は現金で用意し、

物件そのものは100%ローンで購入していた。

 

今回の査定では、購入した価格(諸経費は含まない)と、

ほぼ同等の価格で売却できそうなので、

購入時の諸経費がロスする事、

さらに売却時の手数料関係の費用がかかる事になる事などをKさんに説明する。

さらに、奥様の条件も伝えた。

 

が、Kさんは受諾せず、

それから1ヵ月その費用の話でもめる事になり、

結果Kさんが7、奥様が3の割合で、解決する。

 

◎成約

売却自体は3ヵ月目に100万円程度価格をさげて、成約。
近所の方が、娘夫婦にと現金で購入して頂きました。

決済の時には、Kさんにも四国から上京して頂くことになり、

相談から5ヵ月目にして初めてお会いしたKさんは、

電話でのイメージとは違って穏やかな雰囲気の方でした。
銀行では終始Kさん夫婦が無言でしたので、

購入して頂いた方も私も緊張気味でした。

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