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離婚成立前・共同名義一軒家の売却

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【事例1 目黒区のYさん(女性)ご相談】
(※個人情報の関係上、詳細はふせてあります。また相談者には事例掲載の承諾を得ています。)

◎お見合い結婚と価値観の不一致

中学校の先生であるご主人とお見合い結婚をして今年で28年目になるYさんは、

10数年前から離婚を考え始める。

Yさんも同様中学校の先生であり、

理由は性格・価値観の不一致。

そんな事でと思っている方もいらっしゃると思いますが、

もともとすごく活発で明るい性格のYさんは、

結婚生活の中で、ご主人のいやな部分を少しずつ感じ始めたそうです。

 

一つ目は食事の食べ方。

二つ目は清潔感がない事。

三つ目は頼りない所。

四つ目は必要以上に会話をしない事。

五つ目は何かあるとすぐに母親に相談する事。

六つ目は趣味がなく、根暗な事。・・・・

 

まだ、その頃は若かったし、お金もなかったし、

離婚なんて考えもしなかったそうです。

子供が産まれた事もあり、

あまりその事について極力考えないように努めていたそうですが、

子育てから手が離れ始めた数年前から、

日ごとにその気持ちが大きくなり、

本気で考えはじめ、

それから1年後の年の瀬に決心したそうです。

来年こそはと。

一生この人と居るのはいやだと。

 

◎悩んだ末の離婚

あくまでもYさんが一方的に決めたらしいのですが、

ご主人に正式に離婚の話を持ちかけたのは、

それから数ヵ月後だそうです。

 

その数ヶ月間は本当に悩んだそうです。

本当に良いのだろうかと思いつめたり、

考えなおしたり、また友人に相談したり、

子供に相談したりと、いろいろ思いあぐねた挙句、

離婚を決断したそうです。

 

最終的に決断に至ったのは、

友人の『これからの30年の人生、好きに生きてみたら』の一言だったそうです。

 

女性として仕事に家事に28年間、

育児に26年間をこなしてきたYさんにとって、

自由な第二の人生が輝いて見えたそうです。

 

一見、離婚までしなくてもと思われる内容ですが、

Yさんにとってはすごく大きいものだったのでしょう。

 

そして、離婚が成立する前に、

共同名義で購入した一軒家を早急に売却し、

そのお金を分与して、

今後の再出発の費用にあてたいとの事で、

ご相談を頂きました。

 

◎相談から売却への流れとポイント

今回のポイントは・・
① Yさんがご主人に離婚と家の売却の承諾を得る事が出来るか。

離婚の話を持ちかけてから、

数日間会話はなかったそうですが、

ご主人が根負けして2ヵ月後に離婚に承諾してもらった。
家の売却の承諾を得る為に、

同席させて頂くが1回目は名刺交換だけで、帰される。
1ヶ月間は同席させてもらえず、

3回目の同席の際に、

やっと売却の承諾を得る事ができました。
Yさんから相談を頂いてから、

7ヵ月後、離婚の承諾を得てから4ヶ月後でした。

 

販売中は不特定の人が見にくるので、

家に居たくないとのご主人の意向で、

先にご主人は、隣の駅の1LDKのマンションを購入して頂き、

販売を開始する事ができました。

 

◎成約

売却自体は2ヶ月ちょっとで、

50代のご夫婦に購入して頂きました。

 

Yさんは、その後友人の近くの世田谷区のマンションを購入して頂きました。

 

目黒区の家の売却の完了の祝いにと、

ピザを食べに行った際に、

私がそのチーズの味に感動して事を、

覚えていて下さって、全てが完了する最後の日に、

チーズをプレゼントして頂きました。

 


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