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浮気による離婚 マンション売却 売却損

【事例4  世田谷区のNさん(女性)の相談】
(※個人情報の関係上、詳細はふせてあります。また相談者には事例掲載の承諾を得ています。)

◎住宅ローンと諸費用ローンでマンション購入

Nさんの夫は5年前の結婚した際に

世田谷区の新築2LDKのマンションを3,800万円で購入していた。

当時夫婦の自己資金が150万円だった為、

その150万円を引越し費、

その他のもろもろの費用にあて、

3,800万円と諸経費分の270万円、

合計4,070万円の住宅ローンを組んだ。

 

しかし、支払いは思った以上にきつく、

しかも住宅ローンの支払い以外に、

管理費・修繕積立金、駐車場、駐輪場、自治会費と毎月かかる費用が、

住宅ローン以外に3万6,800円もあり、

総額で月々約155,500円の生活はかなりきつい状態だったそうです。

 

その後、待望の子供が産まれ、

2年後2人目の子供を妊娠した事を機に、

2LDKのマンションでは狭い事、

長男の喘息という事もあって、

現在の幹線道路沿いよりも空気の綺麗な郊外の庭付きの広い一戸建てへの住み替えを考えはじめる。

 

◎転職をきっかけに浮気

ちょうどその頃、住宅ローンの支払いがきつい事もあって、

ご主人は技術職から収入の高い営業職へ転職をされたそうです。

営業職なので、帰宅も週のほとんどが深夜になる。

 

家族の事を思って、転職してくれた訳だし、

ましてや営業職。出歩く事も、

お客様宅への訪問も、付き合いも多くなるし・・・

などと、Nさんはある程度は理解しようとしていたらしいのですが、

深夜帰宅は仕事が理由ではなくて、

女性と会っていた事が理由だった。

 

まさかと思って、ご主人を問いただすと、

開き直って、あやまりもしなかったらしく、

その勢いで翌日、弊社に自宅の査定の問い合わせを頂きました。

 

弊社にご相談頂く数ヵ月前に、

郊外への引越しも考えていたので、

ポストに入っていた近所の不動産会社に幾らで売れるのか、

相談したらしいのですが、Nさんもご主人に内緒の相談だったし、

あまり現実味が無いと判断したらしいその不動産会社の担当者も

真剣には話を聞いてくれなかったとの事。

 

◎キャッシングと住宅ローン滞納

数日後、再度連絡があり自宅に伺うと、

ものすごい状態の散らかり放題で、

育児とご主人の浮気とで、

かなり疲れている様子で、

まずは、掃除を手伝う事にした。
その日、ご主人の帰宅を待って、

Nさんの気持ちである離婚を切り出しました。

ご主人も「どうぞ」といった感じのふてくされ気味でしたが、

冷静に話し合う事に。

 

その話し合いで、女性と会う為に使ったお金の出所をNさんに聞かれ、

カードローンのキャッシングが数十万、

さらに住宅ローンを1ヵ月滞納している事が判明する。

 

ご主人は、住宅ローンの支払いが難しい事、

今後も払えない状態にある事が分かった。

 

既にご主人も数日前に、ある不動産会社にその相談していて、

家を売却しなければならない現実も理解していた。

 

◎相談から売却への流れとポイント

今回のポイントは・・・
 ① 自己資金が全くない
 ② キャッシングがある
 ③ 売却損が出る
 ④ 滞納が発生していて、時間に猶予があまりない

Nさんのマンションの残債は約3,700万円。
まず、再度査定をしてみると、

3ヵ月前1つ下の階が3,550万円で売れていた。

がしかし、それは3月の話。

今は6月。3月は売れる時期。5月~8月は売れない時期。

 

3,700万円で売れたとしても、

その他に諸経費が手数料、繰上返済費用、抹消費用などで約130万円かかる。

3,830万円で売ってとんとんになる。

 

3,830万円とは、購入した時の金額いより高い金額だ。

さらに下の階は3,550万円、時期は6月。

 

恐らく普通に売ったら3,580万円ぐらいだろうと予測し、

まず、差額を両親に借りる事ができないか相談するが答えはNO。

まずは、知人のマンション販売会社に近隣の新築マンションの販売センターに

条件に合うお客様はいないか聞いてもらう。

が、期待は禁物。

 

付加価値を最大限付加して工夫するのが、弊社の役割だ。

まずはNさんのマンションに丸2日通って特徴、

セールスポイントを出来るだけたくさん見つける。

周辺のライフインフォを確認する。

そして、図面に特徴をとことん盛り込む。

そして・・・・・9月繁忙期に照準を合わせる。 そして・・・ そして・・・

 

◎成約

売却自体は狙っていた4ヵ月目の9月上旬に3,780万円で成約。
足りない50万円の内、30万円はある金融機関からの融資。

(40万円までは内定をとっていた。今は貸金業改正の関係で、そこの金融機関は使えない。)

 

その間の住宅ローンの返済はストップし、

売却している旨を銀行へは伝えてあった。
4ヵ月間は住宅ローン返済の代わりに、

貯めれるだけ貯めて節約してもらった。

約40万円

その貯金の半分の20万円で、

それでちょうど3,830万円。とんとんだ。

貯金の半分は、引越し費用にしてもらう。

 

何とか、恰好がついた。

Nさんとの約束も何とか守る事できた。
4ヵ月間、夫婦2人で力を合わせて貯めた40万円。

力を合わせればこんなにも頑張れる。

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