開業のきっかけとあいさつ
○離婚に伴う不動産の売却をはじめるきっかけ
開業前は社員350名程の不動産会社の一営業マンとして3年程働いていました。主に、新築戸建・中古戸建・マンション・土地などの仲介(購入)に携わっておりましたが、ある時、戸建てを購入して頂いた方の奥様の1本の電話が、離婚に伴った不動産の売却をサポートする専門的な会社を作るきっかけになりました 。 |
いつもより早い19時半頃、車で帰宅途中、携帯が鳴り、
『仕事になるかわからないけど、友達が困ってるんで、話聞いてくれない?急ぎでいい?』
と連絡がありました。
住所を聞いて、その友達のマンションを訪ねると、
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ということが分かりました。
築後3年のマンション、室内には家族と3歳の男の子。
奥様は『もう疲れました。主人を探す気にもなりません。離婚して、家を売って、実家の京都に帰りたいです。』との事。
翌日朝から、知人の行政書士に離婚協議の内容や、その伝手で弁護士を紹介してもらい、司法書士、税理士に名義変更、財産分与もろもろの内容を確認し、各々掛かる費用を計算し、報告。預かっていたカードローンの督促状4枚と住宅ローンの残高明細をコピーして、策を練る事にしました。
まずは、ご主人に逢わなければ・・
ご主人が寝泊まりしている所在を特定するのに、探偵社を使うと費用は5日間で15万円~20万円(+経費※出張がある場合はさらに)かかる事が分かった。但し、その費用は捻出できないので、私が自分で見つけるしかない。
3日後の月曜日の夜、奥様から聞いていたご主人の勤務先まで電車で行き、ご主人が勤務先のエントランスから出てくるのを向かいのコンビニから待った。3・4人の男性が出てきた。その中に、ご主人に似た人物がいた。暗くて顔がはっきりしない。借りた写真を片手に、奥様に聞いて登録していた携帯番号に電話をかける。携帯を開いて『もしもし・・・』と。
間違いない。無言で切って、後をつけ、居場所を突き止めた。
2ヶ月後、マンション売却まで完了し、その後離婚。
カードローンがあった為、ご主人は個人再生と過払い金の請求の手続きを。
慰謝料と養育費の話は、専門家に任せた。
離婚届の記入には、私が立会う事になった。
この出来事で、離婚・債務・財産分与・自己破産などを深く勉強する事となり、さらに離婚に付随する関連業務を勉強し、6ヶ月後「離婚に伴う不動産の売却」を専門的にサポートするウェルワークスを開業する事となりました。
開業の際、京都の奥様へ手紙を出しました所、1ヶ月後に下記のような返信を頂きました。
無 事 に 産 ま れ ま し た。 今 、 産 ま れ た 子 供 の お 陰 で 少 し 前 向 き に な れ そ う で す 。 |
○松野 誠治 ごあいさつ
あれから、5年と7ヶ月が経ちました。
開業当初、いろんな想いがあって、“与えるものは限りなく与え、与える精神に制限を設けるべきではない”という基本理念を掲げました。
ひとつの大きなものはいらない。たくさんの小さな信頼を築いていこう。
そして、その小さな信頼を、大きな幸せに変えていこう。
そんな想いで、ウェルワークスはスタート致しました。
多くの“離婚”に携わって、机上では計れない“人の機微”を学ばせて頂きました。
経験は積み重ねるものではなく、展開していくものだという事も、学ばせて頂きました。
ウェルワークスも経験に甘んじる事なく、人に必要とされる会社へとさらに展開していこうと思います。
現在は、離婚の無料カウンセリングや、買取保証(自社)を付けた売却も行っています。
開業当初からの考えですが、弊社は『不動産にいかに付加価値を付けるか、売却損をどう対処していくか』など戦略的販売に重点を置いており、例外を除いては任意売却への誘導は致しておりません。
平成23年12月吉日 ウェルワークス株式会社 代表取締役社長 松野 誠治 |
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ウェルワークス株式会社 会社概要
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