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不公平はありがたい②

 

中学校の高学年くらいになると、

女性を意識するようになりました。

 

男子としては、普通の事だと思いますが、

今考えると、 ちょっと遅いぐらいかもしれません。

 

女性の目を意識しだすと、

意識して気を引こうとして、

見た目のカッコよさを求めました。

 

雑誌を見て有名人のヘアスタイルを まねてみたり、

違反の制服を着てみたり、

許される範囲で、精一杯背伸びした僕がいました。

 

そして、さらに気を引こうして、 音楽を始めます。

 

ボブディランとニールヤングをまねて、

ギターを片手に歌います。

 

その勢いで、東京に上京しました。

 

そして、4年後ある音楽事務所に入る事が出来ました。

千駄ヶ谷と原宿の中間あたりの明治通り沿いにある事務所です。

 

音楽事務所といっても、

芸能と音楽とモデルの総合事務所で、

ほとんど育成を中心にしている事務所でした。

 

週に一度のレッスンと

月に一度の発表会があり、

その中で秀でたものだけが、

イベントやテレビの出演、

CDデビューの挑戦権を得る事ができる

オーディションに参加が許されるというもの。

 

私の課題曲は、

 

福山雅治の「hello」と

山崎まさよしの「one more time one more chance」

藤井フミヤの「true love」

井上陽水の「make up shadow」

 

残念ながら、あまり好みでは無い曲。

 

しかも、他の人はオリジナル曲を歌っているのに、

私だけ課題曲。

 

なんと不公平な・・・

 

仕方なくこの曲を弾き語る。

 

好みではないので、気持ちも入らないし、

その曲の真意を探ろうともしないし、

歌詞を理解する事もなく歌う。

 

『こんな曲を歌う為に東京に来た訳じゃない・・』

 

そんな気持ちがずっとあったんですね。。

 

あるボイスレッスンの時に、

そんな事を、女性のコーチも漏らした。

 

コーチは

『今は声質を見極める為に、いろんなタイプの曲を歌わせている・・』

『今のあなたの声質は、中村雅俊に近い・・』

『たぶん今のままでいっても、売れないよ・・』

 

『極端な事を言うと、今のあなたには興味はないけど、可能性には興味がある・・』

 

 

あれから20年近く経ちましたが、

あのまま続けていたら・・・

 

結局その時のコーチの言葉で、

その事務所はやめる事にしましたが、

 

今になってみて思うと、

あの時の言葉は私に対する期待だったのかもしれない・・・

いや、間違いなくそうだったに違いない・・・

 

そんな事を今思っても仕方の無い事ですが、

「・・・・・・・・可能性には興味がある」

 

もし、今私があの言葉を使おうとした時、

どんな人に使うだろうか?

 


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