安易な不動産の共有名義は避けるべき
ウェルワークス | 2012/10/14 | ニュース・ブログ, 住宅ローン・金利, 離婚不動産の売却
不動産を購入する際に、
先々の売却時の事を考えて 購入をするという方は少ないと思います。
但し、価格や立地、環境、設備などで、
売る時に売りやすいかどうかを 判断される方はいらっしゃると思います。
また、先々の売却時の事を考えて 『名義』をどうするか?
と、考える方も非常に少ないという統計が出ています。
不動産を購入する際に、
まさか離婚して売却するとは微塵にも思わない・・
これは当たり前のことかもしれませんね。
家(不動産)を購入する時は皆ハッピーですから。
しかし経験豊富な方だったり、
その道の専門家だったり、知識をお持ちの方は、
そのハッピーな時でも、売却する際の事を考えて、
『共有名義』ではなく、『単有名義』にこだわる方が多いです。
『単有名義』の場合は、
不動産を売却する際でも、
共有者がいませんので、
共有者の同意が必要ありません。
特に、離婚して不動産を売却する際でも、
共有者の同意が必要ありませんので、
やろうと思えば、売却は可能です。
離婚の不動産の売却に携わっていると、
話が前に進まない事の多くは『共有名義』である為に・・・
です。
『共有名義』であると言う事は、
販売~契約~決済(登記)まで、 共同作業と言う事になります。
離婚しても、お互い協力して、
その共同作業が出来る方は何の問題もありませんが、
そんなケースはなかなかありません。
また、『共有名義』の場合の多くは、
離婚協議書などが必要になる場合も多く、
不動産だけでなく、その他の取り決めも必要になって、
不動産だけ先に売却する事すら出来ません。
非常に時間と労力を要します。
男性の方の多くは、
不動産を先に売却してしまって、
それから婚姻費用分担の話し合いを進めた方がいい。
と、考える方が多いですが、
『共有名義』の場合、その方法が取りにくいです。
『共有名義』である為に、
先に婚姻費用分担の話し合いを済ませてからでないと、
不動産の売却に共有者の同意を得る事は難しいです。
そういった事を踏まえると、
夫婦だからといって安易に『共有名義』にする事は 避けた方がいいと思います。
そうは言っても大体の方は不動産を購入して、
売却の時になって初めてこの『名義』の問題に気がつきます。
転ばぬ先の杖とは言っても、
購入時に戻れる訳ではありませんので、
そもそも『共有名義』を避ける事すら難しいのかもしれませんが・・・
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