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こんにちは松野です。

 

売却相談を荻窪南口駅前の喫茶店で終わらせ

すずらん通りで昼ごはんを食べた。

 

1時間程時間が空いたので、散策する事に・・

 

ここ荻窪駅南口は僕が18歳から21歳までの3年間を過ごした街

15万円を握りしめて上京した僕が初めて部屋を借りた街

 

礼金や敷金、仲介手数料というシステムがあることすら知らずに

5万円の部屋なら5万払えば借りれると思って迷い込んだ街なのです。

 

15万円で諸経費全てを賄える家賃は2万円前後と言う事で

紹介してもらった部屋は2.2万円の

風呂なし4畳半、廊下にある水しか出ないお勝手、共同和式トイレ

 

何もわからない18歳の子供の僕には充分でした。

お金も無いし・・

仕事もないし・・

住民票もないし・・

保証人もいない・・

 

「あなたが借りれるのはここだけよ・・」

と、

不動産屋さんのお姉さんの言葉を信じて借りた。。

 

しかし、この部屋には天国と地獄が待ち構えていて

今まで味わった事のないエキサイティング部屋だったのです。

 

ただ今はそのアパートも洒落たビルが建っていて

20年前の面影もなく・・

 

 

階下が家主の寝室だった為、

消灯10時、10時以降はおしゃべり厳禁、友人は入室禁止・・

 

よく張り紙を貼られた。

 

ブレーカーは10Ａで

電気ストーブだけでブレーカーは落ちるし

テレビの音でも注意されるし

ギターは弾けないし

まさに地獄・・・

 

 

しかし、なぜ僕がそんな地獄みたいな部屋に3年間も住んだか・・

 

 

それは隣が・・

 

 

隣のアパートがアメリカの女子大生の寮で・・

今でいうシェアハウス的な・・

 

田舎者の僕が今まで見た事のない

それはそれはエキゾチックな女性ばかりで・・

 

しかも2階の僕の部屋の窓から身を乗り出すと

女子寮の1階のシャワールームの下の方だけが見えるという・・・

 

あけっぱなしの窓からシャワーを浴びている女性の足が見えて

そしてそのシャワールームから聞こえてくる異国の言葉が・・

なんとも刺激的で・・・

 

何も経験したことの無い子供の僕には刺激が強すぎて

寝れない日もたびたび・・

 

 

今はその周辺もビルが立ち並んで綺麗な街並になり

すっかり変わってしまってちょっと残念・・

 

でも、変わってしまったのは自分自身も同じだって事ですね。。

 

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